良い投資と悪い投資

人が投資について語る時、

よくギャンブルと比較することが多い。

 

曰く、

「投資なんてリスクが大きいからギャンブルと同じだ。」

また曰く、

「投資は投機やギャンブルとは違う。れっきとした経済行為だ。」

 

私は、つい最近まで

投資とギャンブルを対立する概念と捉えていました。

即ち、ギャンブルは「賭け」で遊びのようなもの。

投資は、真面目な利殖のための活動。

などと。

 

しかし、

今は、

一見不真面目なギャンブルも、賭けも、投機も、

投資の一種と考えるようになりました。

 

同様に、

一見真面目な銀行預金も、タンス預金も、

賭けの一種と考えるようになりました。

 

あるのは、「良い投資と悪い投資」。

 

ある方が、

「勝てば投資、負ければギャンブル」と言ってました。

 

ちょっと乱暴な、または身勝手な言葉ですが、

これは名言だと言えます。

 

私は別な定義をしたいと思います。

即ち、「勝てば」「負ければ」というところを

統計的に確かな数字にするのです。

 

わたし的には、

郵便貯金や銀行預金のような

今の微々たる金利(0.02%とか0.1%とか)で

預けることこそギャンブルだと思うし、

 

反対に、

たとえ低い勝率でもFXや株式で投機的にデイトレなどで

毎月数%でも確実に稼ぐことができるのであれば、

それは立派な投資と言っていいと思います。

 

このことは、

例えば同じ競馬をやるにしても、

一攫千金を夢見て、

まるで宝くじのような低い確率の「万馬券」を買うのであれば

当然ギャンブルでしょうが、

 

馬や騎士などの状況を研究して高い確率の馬券を買い、

安定したリターンがあるのであれば、

それは投資といえます。

 

即ち、純粋に確率だけの「賭け」であればギャンブル、

研究の結果確かで安定した利益が獲得できれば投資と言えましょう。

 

言い方を変えれば、

宝くじなどに賭けるのは、「悪い投資」

利益率の良い株など(「ギャンブル」でも)は、「良い投資」

といっていいと思います。

 

そう簡単なことではありませんが、

私は約10年近く「良い投資」を追求しています。

そして、ようやくその糸口を掴めそうなところに

来ました。

(つづく)

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